Research Tool
| Element | Count | Atomic weight | Subtotal |
|---|
化学式を確認してください。
化学式を入力するだけで分子量(式量)を計算できるツールです。試薬調製やモル濃度の計算に、ご自由にお使いください。
使い方
上の入力欄に化学式を入れるだけです。次のような書き方に対応しています。
-
単純な化合物:
NaCl、H2O、C6H12O6 -
括弧つき:
Ca(OH)2、(NH4)2SO4、K4[Fe(CN)6] -
水和物(中黒・ピリオドどちらでも可):
CuSO4·5H2O、MgCl2.6H2O
元素記号は大文字・小文字を正しく入れてください(Co=コバルト、CO=一酸化炭素 のように区別されます)。
分子量の計算方法
分子量は、化学式に含まれる各原子の原子量を、その数だけ足し合わせた値 です。
例として水 H2O なら、
-
H(水素)1.008 × 2 = 2.016
-
O(酸素)15.999 × 1 = 15.999
合計 18.015 g/mol となります。手計算だと水和物や括弧つきで間違えやすいので、上のツールに任せるのが確実です。
よく使う試薬の分子量(早見表)
分子生物学・生化学の実験でよく使う試薬の分子量をまとめました。化学式の列はそのまま上のツールに入力できます。
| 試薬 | 化学式(入力例) | 分子量 (g/mol) |
|---|---|---|
| 塩化ナトリウム | NaCl | 58.44 |
| 塩化カリウム | KCl | 74.55 |
| 塩化マグネシウム六水和物 | MgCl2·6H2O | 203.30 |
| Tris(トリス塩基) | C4H11NO3 | 121.14 |
| Tris-HCl | C4H11NO3·HCl | 157.60 |
| グリシン | C2H5NO2 | 75.07 |
| EDTA(遊離酸) | C10H16N2O8 | 292.24 |
| EDTA·2Na·2H2O | C10H14N2O8Na2·2H2O | 372.24 |
| HEPES | C8H18N2O4S | 238.30 |
| SDS(ドデシル硫酸Na) | C12H25NaO4S | 288.38 |
| DTT | C4H10O2S2 | 154.25 |
| 尿素 | CH4N2O | 60.06 |
| グリセロール | C3H8O3 | 92.09 |
| D-グルコース | C6H12O6 | 180.16 |
| スクロース | C12H22O11 | 342.30 |
| 水酸化ナトリウム | NaOH | 40.00 |
モル濃度・溶液調製の計算
分子量が分かれば、目的の濃度の溶液を作るのに必要な試薬量が計算できます。
例:1 M の Tris 溶液を 100 mL 作りたい場合、
Tris を約 12.11 g 量りとって、水に溶かして 100 mL にすればOKです。
実際の緩衝液調製では、溶かした後に pH を調整し、最後にメスアップして体積を合わせます。塩の水和物(·nH2O)は水和水の分だけ分子量が大きくなるので、必ず手元の試薬ボトルの表記どおりの化学式 で計算してください。
よくある質問
Q. 分子量と式量、モル質量の違いは? 厳密には、分子量は分子1個の相対質量、式量はイオン結合性物質(NaCl など)の相対質量、モル質量は 1 mol あたりの質量(g/mol)を指します。数値としてはどれも同じ値になるので、実務上は区別せず使って問題ありません。
Q. 水和物はどう入力すればいい?
CuSO4·5H2O のように中黒(・)またはピリオド(.)で区切ってください。水和水を含めた分子量が計算されます。